現在、急激にEmotet(エモテット)と呼ばれるウイルスへの感染を狙う攻撃メールが、いたるところで見受けられます。
独立行政法人 情報処理推進機構のIPAからも注意喚起されています。
IPA Emotetの攻撃活動の急増 (2022年2月9日 追記)
https://www.ipa.go.jp/security/announce/20191202.html#L18
特徴は、過去にメールのやり取りをしたことのある人の名前で添付ファイル付きのメールが届くことです。
メールをよく見ると、メールアドレスが知らない人だったり、電話番号や住所がその人の情報でなかったりと、おかしいことに気付くのですが、
「請求書」「リスト」「謄本」「約款」など開きたくなるような言葉が含まれています。
メールに添付ファイルを付ける際は、ファイルを圧縮し、パスワードをかけて相手に送信している会社が多いかと思いますが、それを逆手に取った方法ですよね。
実際に届いたメール画面
過去にメールでやり取りしたことのある人の名前で送信してきますが、送られてきたメールアドレスは全く知らないアドレスです。
日本語で書かれていますが、どこかそっけないです。下の方には英語で何かかいています。
電話番号も書かれていますが全く心当たりがありません。
というか、パスワードと添付ファイルを同時に送ってくることがあやしい。
こちらは日本語のみですが、内容は上記の画像と同じ。
このウイルス付きメールは、セキュリティを通り抜けて入ってくることがあります。
添付ファイルではなく、メール本文の中にリンクがついているものもあるのでクリックは絶対にしないで下さい。
今回のエモテットに限ったことではありませんが、メールを扱う際に注意すべきことを3つ書きました。
①添付ファイルやリンクがあるメールは気を付ける。むやみに開かない。
②ほんとにその名前の人からきているのか、メールアドレスを確認する。
③あやしいと思ったら送信者へ電話などで直接聞く。
セキュリティ対策でお悩みの方は、じむきまでお問い合わせください。
記事作成:サービスサポート 山下