9月1日は防災の日でしたね。
今回は地震の予測震度と猶予時間をお知らせする高度利用者向け(予報)の緊急地震速報受信器について説明します。
テレビやラジオでの発表やスマホのエリアメール(警報)などありますが、発表と同時に地震が来たり、既に地震で揺れている時に発表があったりと、地震が起こるまでの猶予時間があまりありません。
テレビやラジオ、スマホのエリアメールは一般向け(警報)の緊急地震速報に分類されます。
日本を県単位レベルに分割した広域情報として配信されますが、それぞれの地域に対しての予測震度や地震到達までの猶予時間をお知らせするものではありません。地震が来ることだけをお知らせします。
震度は震源地までの距離、及び設置場所の地盤により大きく異なりますが、エリアメールでは、携帯を所持している場所から震源地までの距離や地盤は考慮しません。
一方、高度利用者向け(予報)として、インターネット回線を利用して気象庁からの緊急地震速報を受信し予測震度と猶予時間をお知らせする機器があります。
じむきでは、高度利用者向けの緊急地震速報受信できる「Blackなまず」を取り扱いしています。
Blackなまずは高度利用者向け(予報)の緊急地震速報受信器で、設置場所の緯度・経度、地盤増幅率(地面の硬さ情報)を登録し、正確な予測震度・地震到達までの猶予時間の算定が可能となります。(※緊急地震速報は、地震が発生してから、その揺れを検知し、解析して発表する情報です。直下型の地震や、震源地が近い場合は緊急地震速報の仕組みに限界があり猶予時間がない場合があります。詳細は気象庁のホームページを参考にしてください。https://www.data.jma.go.jp/eew/data/nc/shikumi/tokusei.html#1)
また、発報する震度設定が出来るので、低い震度の場合は警報を鳴らさない設定もできます。
これまで機能の中で1番お客様に喜んでもらえたのは、外部出力接点を設けていることです。
館内の一斉放送、エレベーターの停止、自動ドアの開閉、回転灯など、予測震度に応じて個別に外部機械を制御することができます。
外部機械をコントロールできるので、自治体、企業、学校、商業施設など様々な場所で利用されています。
緊急地震速報を活用するためには、継続的な防災訓練を実施することが大切です。
Blackなまずは試験放送をすることができます。機器本体と放送設備との連動確認や、その他外部機器(自動ドア・エレベーター)などとの連動確認を行うことで、いつでも防災訓練・試験放送を実施することが可能です。
Blackなまずの紹介をカンタンに説明しました。
デモが出来るので、ご興味のある方は遠慮なくご相談ください。
記事作成者:山下