GIGAスクール構想実現後の学校現場
現在、GIGAスクール構想により、全国の各小中学校へタブレット端末が配布されています。
“近いうちに、1人1台端末と高速大容量の通信ネットワークが一体的に整備され、特別な支援を必要とする子供を含め、多様な子供たちを誰一人取り残すことなく、公正に個別最適化された、資質・能力が一層確実に育成できる教育ICT環境が実現されます。”
素晴らしいです。
奄美群島の学校も2021年中に1人1台端末と通信ネットワークが整備されると思うとワクワクします。
と同時に、学校現場はこの環境変化に対応していかなければなりません。
ICT機器のちょっとしたトラブルや操作方法など、様々な支援が必要とされることが容易に想像できます。
ICT支援員、教育情報化コーディネータ(ITCE)3級を取得しました!
GIGAスクール構想が実現した後の奄美地区における学校現場へのICT支援は、私たちが貢献すべき重要なミッションと考えています。
そのためにICT支援員の資格取得を目指し、2020年にICT支援員能力認定試験に2名、教育情報コーディネーター(ITCE)3級の認定試験に1名合格しました。
2021年も、数名のICT支援員能力認定試験の受講準備をしています。
https://jnk4.info/itce/
ICT支援員に求められること
今、教育委員会や学校が求めるICT支援員の業務内容は、
- 機器・ソフトウェアの設定や操作
- 機器・ソフトウェアの設定や操作説明
- 機器・ソフトウェアや教材等の紹介と活用の助言
- 情報モラルに関する教材や事例等の紹介と活用の助言
- デジタル教材作成等の支援
- 機器等の簡単なメンテナンス
- 校務支援システムの操作支援
- 学校の情報発信’(学校ホームページの更新など)の支援
です。
1~6のように「授業におけるICT支援」が中心的ではありますが、「教育の情報化」によって7,8も求められるようになりました。
※すすめよう!学校のICT活用 わかる・なれる ICT支援員(発行者 株式会社日本標準)より引用
今、じむきができること
正直なところ、私たち鹿児島じむき商会は、ICT支援員として活動した経験はありません。
ただ、これまで学校へICT機器の導入、操作指導、トラブルサポートをしてきましたので、6の機器等のメンテナンスや1,2,3の機器やソフトウェアについての知見や操作指導経験はあります。
GIGAスクール構想により一人一台の端末、学校全体のネット環境が整いますが、突然起こる機器やネットワークのトラブル・機器不調時に、最短で解決できるように導くことができます。
学校からの相談窓口を行い、一次切り分けをおこなって、実際の修理やトラブル対応、また機器やネットワーク導入業者への取り次ぎを行って、通常の状態に早急に戻す対応ができます。
そして、教育委員会と学校の架け橋となり、学校現場が継続的にスムーズに運用するための現状把握、課題整理、提案、具体的な支援をすることができます。
いわゆる学校ヘルプデスク、学校よろず支援を行うことが可能です。
これからの学校現場のために
もちろん、これだけではICT支援員としての活動にはなりません。
2021年、私たちは奄美地区のいくつかの学校で、授業支援者としてのICT支援員を実践します。
上記のとおり、今はできないことは多いですが、実際の学校現場で、先生方や教育委員会と一緒になって実務をさせていただくことで、その学校で先生が望むICT機器を利用した授業、教育ができるために、何が必要で、具体的にどのようなことをすればいいのか、を検証します。
実務をおこなうことで、次年度以降どのような準備が必要か、を抽出します。
2021年は、あくまで試験的なICT支援員活動になります。
もし、この試験的な取り組みにご興味のある教育委員会担当者様がいらっしゃったら、是非お問い合わせください。
私たちの実際経験も意見交換をさせていただきながら、今後の学校支援環境を構築するお手伝いをさせていただきます。