こんにちは。12月も半ばを過ぎました。
道行く人達の慌ただしさや、買い物で求める商品を見ていると
新しい年がひたひたと足音を立てて近づいてくるのを感じます。
2024年もあと少し!元気いっぱいに、一気に乗り切りたい!
が・・・経理(雑用)業務の私が年内にしなければならないことは多くあり
そのひとつが『年末調整』です。
今日は、年末調整の【むかし】と【現在】をお届けしますね。
【むかし】の年末調整の事務処理と
【現在】のクラウドを用いた年末調整の違い
年末調整は、企業にとって毎年の重要な業務のひとつです。
従業員にとっても、税金の精算を正しく行うための大切なプロセスです。
しかし、その運用方法は、技術の進化とともに大きく変わりました。
【むかし】の年末調整の事務処理
かつての年末調整は、すべてが手作業に依存していました。
その特徴と課題は以下の通りです。
1. 紙ベースの作業
従業員から提出される扶養控除等申告書や保険料控除申告書などは
すべて紙で記入・提出されていました。
提出された書類を担当者がひとつひとつ手作業で確認し
計算を行いました。
2. 計算作業の煩雑さ
税額の計算や控除額の適用は、税法に基づいて
手計算またはエクセルで行われていました。
税法改正があるたびに計算方法を見直す必要があり
ミスが発生しやすい環境でした。
3. 時間と手間の負担
書類の回収漏れや記入ミスが多発し、確認作業に多くの時間が割かれていました。
年末の忙しい時期に、膨大な量の業務が重なり
経理担当者の負担は非常に大きいものでした。
4. 情報の分散管理
紙の書類や個別ファイルに情報が散在しており
過去データを参照する際にも時間がかかりました。
【現在】のクラウドを用いた年末調整
クラウド技術の普及により、年末調整の業務は劇的に効率化されています。
その特徴は以下の通りです。
1. デジタル化された書類提出
従業員は専用のクラウドシステムを利用して
必要な情報をオンラインで入力・提出できます。
スマートフォンやPCから簡単にアクセス可能で、ペーパーレス化が進みます。
2. 自動計算機能の活用
クラウドシステムが税法に基づいた計算を自動で行うため
計算ミスのリスクが大幅に軽減されます。
税法改正にも迅速に対応できるため、企業側の管理負担が軽くなります。
3. 作業時間の大幅短縮
書類の回収漏れや記入ミスがクラウド上でリアルタイムに検出されるため
確認作業が効率化されます。
タスクの進捗状況もシステム上で一目で把握できるため
業務の遅れを防ぐことが可能です。
4. データの一元管理と活用
クラウド上でデータが一元管理されるため、過去のデータを簡単に検索・参照できます。
データ分析や将来的な予測にも活用できる点がメリットです。
5. セキュリティの向上
クラウドシステムには高度なセキュリティ対策が施されており
個人情報の漏洩リスクを最小限に抑えることができます。
まとめ
昔の年末調整は、紙と手作業に依存し、多大な労力と時間を要していました。
一方、現在のクラウドを用いた年末調整は、効率性・正確性・安全性の面で
大きな進化を遂げています。クラウドシステムの導入により
経理担当者は重要な業務により集中できるようになり
従業員にとっても手続きが簡単で便利になっています。
これから技術の進化によって、もっともっと簡単で便利になるかもしれません。
でもでも!もしかすると企業による年末調整がなくなるかも?
それはそれで、とっても嬉しい丸朋がお伝えしました。