今年の夏も各地で線状降水帯による被害のニュースを目にしましたが、正直なところ「まさか自分の地域が…」と思っていませんか?実は私も昨年の台風で近所の川があと少しで氾濫するところを見て、初めて防災グッズの準備を真剣に考えるようになりました。
そこで今回は、実際に水害を経験した知人の話や防災専門家の意見を参考に、本当に役立つ水害対策グッズを3つ選んでみました。
1. これは画期的!水を注ぐだけの「水のう」
土のうって聞くと、重い砂袋を積み上げる大変な作業を想像しませんか?私もそう思っていたのですが、最近は「水のう」という便利なものがあるんです。
見た目は薄いシート状なのですが、水をかけるとあっという間に膨らんで立派な土のう代わりになります。吸水ポリマーという技術を使っているそうで、15分程度で約15kgの重さになるものもあります。
実際に使った知人によると「女性一人でも簡単に設置できて、玄関前の浸水を防げた」とのこと。使い終わったら天日干しすると元のコンパクトなサイズに戻るので、マンションのベランダにも置けるのが嬉しいポイントです。
2. 停電になっても大丈夫!手回し発電の多機能ラジオ
停電って本当に不安になりますよね。特に夜中に電気が止まると、情報も入ってこないし、スマホの充電も気になるし…。
そんな時に頼りになるのが手回し発電式のラジオです。最近のものはただのラジオではなく、LEDライト付きでスマホの充電もできるんです。手回しハンドルを1分間回すと、ラジオなら10-15分、LEDライトなら30分程度使えるものが多いようです。
防災士の友人に教えてもらったのですが「電池が切れる心配がないのが最大のメリット」とのこと。確かに、いざという時に電池がなかったら意味がないですもんね。
3. 意外と盲点!折りたたみ式ポリタンク
水道が止まった時のことって考えたことありますか?ペットボトルの備蓄も大切ですが、給水車が来た時に水をもらう容器がないと困りますよね。
そこで役立つのが折りたたみ式のポリタンクです。普段は本当にぺたんこで、A4サイズくらいになるのですが、使う時は10リットルや20リットルの水が入ります。
今回の霧島豪雨災害で断水を経験した方が「これがあったおかげで、給水車から水をもらって数日乗り切れた」と話していました。蛇口付きのものを選べば、水の出し入れも簡単です。
やっぱり備えは大切だと実感
正直なところ、防災グッズって「買ったはいいけど使わないかも…」という気持ちもありました。でも実際に身近で水害が起きてみると、やはり準備しておいて良かったと思います。
何より、グッズがあることで家族の不安が少し和らぐんです。完璧な備えは難しくても、まずはこの3つから始めてみませんか?お住まいの地域のハザードマップを確認して、家族で避難場所を話し合うのも忘れずに。
災害は起きないのが一番ですが、もしもの時に「あの時準備しておいて良かった」と思えるような備えをしておきたいですね。
記事作成者:山下